【11月6日】日経平均3643円安、史上3番目の下げ幅で約半年ぶり6万円割れ

株
2026年11月6日(金) 東京市場クローズ
日経平均 57,434.77円 -3,643.13円 (-5.96%)

本日の東京市場は、AI・半導体株の総崩れから全面安となりました。前日の米国でSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が12.25%安と急落した流れを受け、日経平均は3,643円13銭安の5万7,434円77銭と5日続落。株探によれば下げ幅は史上3番目の大きさで、5月20日以来約半年ぶりに6万円を割り込みました。TOPIXも232.40ポイント(5.90%)安の3,707.99。東証プライムの値上がりはわずか21銘柄、33業種はすべて下落しています。日経平均の今週の下げ幅は5,855円34銭(9.25%)に達しました。

本日の相場概況

まず前日5日(木)の米国市場を確認します。NYダウは1,833.06ドル(3.44%)安の51,523.06ドル、S&P500は334.89ポイント(4.36%)安の7,353.73、ナスダック総合は1,421.52ポイント(5.52%)安の24,315.00と、主要3指数がそろって急落しました。半導体株指数SOXは1,257.52ポイント(12.25%)安の9,011.14です(ナスダック・SOXは株探・米国株、ダウ・S&P500は米国ヤフー・ファイナンスの値)。株探掲載のフィスコ記事によれば、SOX指数は構成銘柄すべてが値下がりし、2020年3月以来の下落率となりました。米中間選挙で民主党が大勝したことで、AIやデータセンターへの規制が強まるとの懸念が一気に広がったためです(株探)。

日経平均は703円55銭安の6万374円35銭で寄り付き、この始値がそのまま本日の高値になりました。寄り付き直後に6万円の大台を割り込み、前場中盤には安値5万6,745円81銭(前日比4,332円09銭安)まで下落。下げ幅は一時4,300円を超え、4月中旬以来の水準です(株探・フィスコ)。韓国KOSPIが324.11ポイント(6.02%)安の5,059.69と大きく続落したことも重荷になりました(株探)。5万7,000円を割った水準では押し目買いが入り、その後は5万7,400円前後でもみ合いましたが、戻りは限られました(フィスコ)。終値は5万7,434円77銭で、フィスコによれば終値では4月14日以来約7か月ぶりの5万7,000円台です。TOPIXも232.40ポイント(5.90%)安の3,707.99と大幅に反落しました。

主要マーケット指標

指標 数値 前日比
日経平均株価 57,434.77円 -3,643.13円 (-5.96%) 5日続落
日経平均 始値 / 高値 / 安値 60,374.35 / 60,374.35 / 56,745.81 始値が高値。安値は前日比-4,332.09円(-7.09%)
寄り付きのギャップ -703.55円 (-1.15%) 大幅安で始まり、さらに下げた
ローソク足の形 実体2,939.58円の大陰線 上ヒゲなし / 下ヒゲ688.96円
日中値幅 3,628.54円 前日の1,867.79円から拡大
TOPIX 3,707.99 -232.40 (-5.90%) 反落
TOPIX 始値 / 高値 / 安値 3,879.12 / 3,879.12 / 3,685.32 始値が高値。実体171.13の大陰線
NT倍率 15.490倍 前日15.500倍からほぼ横ばい(-0.011)
東証プライム 売買代金 約12兆4,808億円 前日の約11兆7,850億円から5.9%増
東証プライム 売買高 約43億583万株 前日の約39億5,805万株から8.8%増
1株あたり平均約定単価 約2,899円 前日の約2,977円から低下
東証プライム 値上がり/値下がり 21銘柄 / 1,523銘柄 変わらず7銘柄。値上がりは約1%。前日は1,130/410
東証33業種 上昇/下落 0業種 / 33業種 全業種が下落。前日は25/8
業種別 下落率の小さい1〜5位 鉄鋼 -2.71% 以下 空運業-3.45%、倉庫・運輸関連業-3.99%、ゴム製品-4.24%、繊維製品-4.41%
業種別 下落率の大きい1〜5位 食料品 -10.02% 以下 石油・石炭製品-8.38%、不動産業-7.27%、非鉄金属-7.19%、証券業-7.08%
日経平均の構成銘柄 値上がり 3銘柄のみ ダイキン工業・太陽誘電・SCREEN HD。押し上げは合計約15円(株探)
マイナス寄与 上位5銘柄 合計 約-1,264円 ソフトバンクG、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、リクルートHD(株探)
東証プライム 値上がり率上位 HENNGE +22.1% 以下 地主、理想科学工業、日東紡績、IIJ(株探)
東証プライム 値下がり率上位 イー・ガーディアン -25.5% 以下 JT-19.3%、日本MDM-17.7%、ローム、F&LC(株探)
ストップ高 / ストップ安 4銘柄 / 12銘柄 一時を含む(全市場・ETF/REIT除く)。ストップ高で引けたのはHENNGEのみ、ストップ安(比例配分)で引けたのはJT・イー・ガーディアン・日本MDM
東証グロース市場250指数 709.12 -42.34 (-5.63%) 6日続落(フィスコ)
米ドル/円 157円94〜96銭 午後5時時点(株探)。前日の158円18〜20銭からややドル安・円高
日経平均VI 44.60 +11.04 (+32.90%)。高値48.49(フィスコ)
東証プライム 騰落レシオ(25日) 85.12% 前日95.97%から低下。100%が中立の目安(株探)
NYダウ (11/5終値) 51,523.06 -1,833.06 (-3.44%)
S&P 500 (11/5終値) 7,353.73 -334.89 (-4.36%)
ナスダック総合 (11/5終値) 24,315.00 -1,421.52 (-5.52%)
SOX指数 (11/5終値) 9,011.14 -1,257.52 (-12.25%)
韓国KOSPI 5,059.69 -324.11 (-6.02%)(株探)
上海総合指数 3,649.18 -40.73 (-1.10%)(株探)
日経225先物 夜間取引 57,590円で寄り付き 日中清算値57,410円比+180円。現物終値比+155.23円(株探)
日経平均 週間騰落 -5,855.34円 (-9.25%) 前週末10/30終値63,290.11円から
日経平均 5日線からの乖離 -6.48% 5日線 61,414.65。3,979円88銭下(前日は-2.83%)
日経平均 25日線からの乖離 -12.00% 25日線 65,265.48。7,830円71銭下(前日は-6.95%)
日経平均 75日線からの乖離 -12.17% 75日線 65,392.37。7,957円60銭下(前日は-6.81%)
日経平均 200日線からの乖離 -7.31% 200日線 61,964.14。4,529円37銭下(前日は-1.39%)
日経平均 一目均衡表の雲 64,965.71 〜 65,028.57 終値は雲の下端を7,530円94銭下回る(前日は3,802円下)
日経平均 転換線 / 基準線 60,788.55 / 63,772.22 終値は転換線を3,353円78銭、基準線を6,337円45銭下回る
日経平均 ボリンジャーバンド(25日) -1σ 62,008.59 / -2σ 58,751.70 終値は-2σを1,316円93銭下回る(バンドの外)
日経平均 RSI (14日) 25.9 前日の34.4から8.5ポイント低下。30割れ
日経平均 MACD / シグナル -1,506.3 / -939.8 ヒストグラムは-316.4から-566.4へ拡大
日経平均 52週高値からの距離 -15,396.96円 (-21.14%) 52週高値 72,831.73 (6/22)。前日は-16.14%
TOPIX 5日線 / 25日線 3,887.82 / 4,026.52 終値は5日線を179.83(-4.63%)、25日線を318.53(-7.91%)下回る
TOPIX 75日線 / 200日線 4,055.20 / 3,893.57 終値は75日線の-8.56%、200日線の-4.77%(200日線を割り込む)
TOPIX 転換線 / 基準線 3,856.18 / 3,943.59 終値は転換線を148.19、基準線を235.60下回る
TOPIX ボリンジャー -2σ 3,827.99 終値は-2σを120.00下回る(バンドの外)
TOPIX RSI (14日) / MACD 26.5 / -58.8 (シグナル-35.8) RSIは前日40.9から急低下。ヒストグラムは-10.4から-23.0へ拡大
注記: 日経平均・TOPIXの終値・前日比・四本値は株探の当日日足で、株探の大引け記事(日経平均 大引け)・株探掲載のフィスコ記事(クロージング)・Yahoo!ファイナンスの現在値と一致することを確認しました。東証プライムの値上がり値下がり銘柄数・売買代金・売買高・寄与度・値上がり率/値下がり率上位は株探の大引け記事による概算値、業種別騰落率は株探掲載のフィスコ記事(東証業種別ランキング)です。ストップ高安は株探のデータから当サイトが集計(株探の一覧はETFを含めてストップ高5・ストップ安13)、騰落レシオは株探の「相場の体温計」、日経VIと東証グロース市場250はフィスコの記事、KOSPI・上海総合と日経225先物は株探の記事、ドル円は株探の午後5時時点の値です。米国指数は11月5日(現地時間)の終値で、ナスダック・SOXは株探・米国株、ダウ・S&P500は米国ヤフー・ファイナンスの値です(ナスダック・SOXも同サイトの値と一致することを確認)。NT倍率・移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・上ヒゲ下ヒゲ・値幅・ギャップ・平均約定単価・週間騰落・前日比の増減率は、株探の確定日足300本から当サイトが計算した値です(これらは推定であり確定値ではありません。算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります)。テーブルの色は日本式表記(上昇=赤/下落=緑)に従っています。

マクロ・地政学の視点

今週の相場を動かしたのは、米中間選挙での民主党の大勝です。株探によれば、AIやデータセンターの建設に対する規制が強まるとの警戒感が広がり、5日の米国市場ではAI・半導体株に売りが集中しました。フィスコによれば、英半導体設計大手アームの米国預託証券は13%超安、米サンディスクは22%超の急落です。アームに出資するソフトバンクグループは本日431円(10.8%)安の3,549円で、一時は3月安値を下回って約7か月半ぶりに年初来安値を更新しました(株探)。

もうひとつの材料はロシアです。株探によれば、プーチン大統領がJT(日本たばこ産業)のロシアの製造子会社4社を一時管理下に置く大統領令に署名しました。フィスコによれば、ロシア事業はJTグループの売上収益の約10%、調整後営業利益の約25%を占めるとされます。JTは1,500円(19.3%)安の6,269円でストップ安となり、取引時間中に売買が成立しないまま102万6,200株の売り注文を残しました(株探)。フィスコによれば、ロシアに進出する建機・商社株にも売りが広がりました。

為替は小動きです。ドル円は午後5時時点で157円94〜96銭と、前日の同時刻(158円18〜20銭)からややドル安・円高でした(株探)。株探の来週の為替見通しは、リスク回避が続けば155円台もあり得るとし、予想レンジを155円50銭〜159円50銭としています。米長期金利(10年債利回り)は5日に4.84%と2日続けて低下しました(米国ヤフー・ファイナンス)。今晩(6日)は米10月雇用統計の発表があり、東京市場でもその結果を見極めたいとして買いを手控える動きが出ました(株探)。

セクター・個別銘柄の動き

東証33業種はすべて下落しました。下落率が大きかったのは食料品-10.02%、石油・石炭製品-8.38%、不動産業-7.27%、非鉄金属-7.19%、証券業-7.08%。比較的小さかったのは鉄鋼-2.71%、空運業-3.45%、倉庫・運輸関連業-3.99%、ゴム製品-4.24%、繊維製品-4.41%です(株探掲載のフィスコ記事)。食料品はJTのストップ安が大きく響き、味の素も値下がり率上位に入りました(株探)。電気機器は-4.84%と、AI関連の売りの中心でありながら業種全体では中位にとどまりました。

日経平均への寄与では、ソフトバンクG・アドバンテスト・ファーストリテイリング・東京エレクトロン・リクルートHDの5銘柄で約1,264円の押し下げです(株探)。アドバンテストは1,470円(4.99%)安の28,015円、東京エレクトロンは490円(5.60%)安の8,263円、ファーストリテイリングは3,070円(3.79%)安の77,950円でした(米国ヤフー・ファイナンスの終値)。キオクシアHDは813円安の8,511円と大幅続落し(フィスコ)、イビデン・古河電気工業・村田製作所なども売られました(株探)。

前日の上昇を支えた銘柄にも売りが及びました。前日に16.7%高となったトヨタ自動車は195円(5.52%)安の3,338円、任天堂は前日のPTSと同じ7.91%安の8,178円です(米国ヤフー・ファイナンスの終値)。ソニーグループは市場予想を上回る決算と上方修正にもかかわらず、69円(1.64%)安の4,142円でした(フィスコ)。日立製作所・ファナック・三菱UFJ・三菱重工業・三菱商事も値を下げています(株探)。ロームは7〜9月期の営業利益79億円が市場予想(160億円程度)を大きく下回ったことで487円安の2,759円と急落しました(フィスコ)。

上昇したのは好決算・上方修正の銘柄に限られました。HENNGEはストップ高、地主は通期予想と配当予想の上方修正で200円高の2,924円、ピジョンは市場予想を上回る7〜9月期と上方修正で一時年初来高値を更新(フィスコ)。参天製薬は350億円を上限とする自社株買いを好感して7連騰です(株探)。日経平均の構成銘柄ではダイキン工業・太陽誘電・SCREEN HDの3銘柄だけが上昇しました(株探)。

ストップ高・ストップ安

本日のストップ高は4銘柄、ストップ安は12銘柄でした(全市場、取引時間中に一時付けた銘柄を含む、ETF/REIT除く)。ストップ高で引けたのはHENNGEだけで、ストップ安(比例配分)で引けたのはJT・イー・ガーディアン・日本MDMの3銘柄です(株探のデータから当サイトが集計)。なお株探の一覧にはETFのVIX ETF(ストップ高)とKOSPIブル型ETF(一時ストップ安)も含まれており、米国の変動率上昇と韓国株安が日本の上場ETFにも及んだことが分かります。

ストップ高(4銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
HENNGE(4475) 東証プライム 2,211 +22.09 +1.09 ストップ高で引け。26年9月期の営業利益が24.9%増と計画を上回り、27年9月期も17.5%増益の見通し(株探掲載のフィスコ記事)
夢展望(3185) 東証グロース 79 +8.22 -4.43 一時ストップ高。「TOKYO AVATAR GATE」での取り扱い開始(株探)
ピクセラ(6731) 東証スタンダード 65 +3.17 +0.00 一時ストップ高。ソフトバンクの法人向けサイトのメーカーブランド製品に掲載(株探)
雨風太陽(5616) 東証グロース 661 -3.64 未約定 一時ストップ高を付けたが、終値は前日比マイナス。材料は株探のニュース見出しからは確認できず

ストップ安(12銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
JT(2914) 東証プライム 6,269 -19.31 -15.43 ストップ安(比例配分)。ロシアの製造子会社4社を一時管理下に置く大統領令にプーチン大統領が署名(株探)
イー・ガーディアン(6050) 東証プライム 1,166 -25.54 -5.66 ストップ安(比例配分)。前期の下振れ着地と株主優待制度の廃止が嫌気(株探)
日本エム・ディ・エム(7600) 東証プライム 372 -17.70 -4.97 2日連続のストップ安(比例配分)。前日に通期の赤字見通しへの下方修正を発表(株探)
イビデン(4062) 東証プライム 6,147 -8.61 +2.81 一時ストップ安。株探はデータセンター関連に分類。AI・半導体株への売りが続いた
精工技研(6834) 東証スタンダード 4,175 -11.92 +10.18 一時ストップ安。前日もストップ安。株探はデータセンター関連に分類
トリプルアイズ(5026) 東証グロース 414 -16.02 未約定 一時ストップ安。株探は人工知能関連に分類。当日の個別材料は確認できず(4日に資本業務提携の解消を開示)
ぷらっとホーム(6836) 東証スタンダード 852 -13.94 未約定 一時ストップ安。11時30分に上期経常5.7倍増益・通期計画超過を発表したが売られた。下げた理由は株探の見出しからは確認できず
SCAT(3974) 東証スタンダード 558 -20.40 未約定 一時ストップ安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず
ゼネテック(4492) 東証スタンダード 261 -21.39 未約定 一時ストップ安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず
ギミック(475A) 東証スタンダード 424 -18.46 未約定 一時ストップ安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず
サイバー・バズ(7069) 東証グロース 407 -13.22 未約定 一時ストップ安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず
BCC(7376) 東証グロース 361 -17.58 未約定 一時ストップ安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず

PTSでは、ストップ安で売り注文を残したJTが5,302円(終値比-15.43%)とさらに下げています。イー・ガーディアン-5.66%、日本MDM-4.97%も売りが続く一方、精工技研は+10.18%、イビデンは+2.81%と戻しています。

PTS(私設取引システム)の値は、11月6日17時25分〜17時32分の取得時点に付いていた直近の価格です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

主要銘柄の決算と決算後のPTS

株探の決算速報によれば、本日は105社が決算や業績予想の修正を発表しました(引け後の発表が中心)。このうち東証プライムかつ時価総額1,000億円以上の18社を下の表にまとめます。決算の要点は株探の見出しの範囲で記載しており、PTSは16時30分以降に付いた価格のみを「決算後のPTS」としています。「未約定」は、取得時点までに16時30分以降のPTSで売買が成立していないことを示します。なお取引時間中に発表した三菱重工業(株探によれば今期最終を16%上方修正)やニッスイ・栗本鐵工所などの決算は、本日の終値にすでに反映されています。

銘柄(コード) 時価総額(億円) 決算の要点(株探の見出し) 終値(円) PTS(円) PTS終値比(%)
KDDI(9433) 113,551 上期最終が1%増益で着地・7-9月期は16%減益(15時45分) 2,833.5 2,730 -3.65
ユニ・チャーム(8113) 19,491 1-9月期(3Q累計)最終が7%減益で着地・7-9月期も17%減益(16時) 1,046.5 1,040 -0.62
サンリオ(8136) 15,529 上期経常が8%増益で着地・7-9月期も5%増益(15時30分) 1,216 1,100 -9.54
TBSホールディングス(9401) 9,578 上期経常が18%減益で着地・7-9月期も17%減益(16時30分) 5,946 未約定 —
SGホールディングス(9143) 9,411 今期経常を3%上方修正、配当も1円増額(15時40分) 1,469.5 1,400 -4.73
洋缶HD(5901) 6,629 今期経常を17%上方修正(16時) 4,328 未約定 —
日本空港ビルデング(9706) 5,453 今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ(16時30分) 5,854 未約定 —
三菱自動車工業(7211) 5,071 今期経常を一転39%減益に下方修正(16時05分) 347.2 334.1 -3.77
セブン銀行(8410) 3,986 今期経常を13%上方修正(15時30分) 338 346 +2.37
ジャストシステム(4686) 3,163 上期経常が6%増益で着地・7-9月期も6%増益(16時) 4,925 未約定 —
ニップン(2001) 2,430 上期経常が18%減益で着地・7-9月期も26%減益(16時) 2,868 未約定 —
コロワイド(7616) 2,390 上期最終が30%減益で着地・7-9月期も93%減益(15時30分) 2,245 未約定 —
西日本鉄道(9031) 2,264 今期経常を6%上方修正(16時) 2,852.5 未約定 —
ウシオ電機(6925) 2,242 今期経常を29%上方修正(16時30分) 2,684.5 2,685 +0.02
オープンアップグループ(2154) 1,781 7-9月期(1Q)最終は11%減益で着地(15時30分) 1,961 未約定 —
円谷フィHD(2767) 1,596 上期経常は14%減益で着地(15時30分) 2,440 2,380.1 -2.45
AOKIHD(8214) 1,484 今期経常を1%下方修正(15時35分) 1,713 1,643.5 -4.06
船井総研HD(9757) 1,173 1-9月期(3Q累計)経常が3%減益で着地・7-9月期も23%減益(15時30分) 1,173 1,102.1 -6.04

大型株ではサンリオのPTSが終値比-9.54%と大きく下げました。株探の見出しは「上期経常が8%増益で着地・7-9月期も5%増益」です。KDDI(7-9月期は16%減益)が-3.65%、三菱自動車工業(今期経常を一転39%減益に下方修正)が-3.77%、船井総研HDが-6.04%。SGホールディングスは今期経常を3%上方修正し配当も1円増額しましたが、PTSは-4.73%でした。上昇側はセブン銀行(今期経常を13%上方修正)の+2.37%です(見出しは株探)。

表の18社以外では、東証スタンダードのsantec(今期経常を48%上方修正、配当も100円増額)のPTSが+17.89%、ヒラノテクシード(今期経常を一転2.2倍増益に上方修正)が+15.94%と大きく上昇しました。一方、岡野バルブ製造(今期経常は40%減益、今期減配)は-14.18%です(見出しは株探)。PTSの価格は11月6日17時1分〜17時34分の取得値です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

テクニカル分析

トレンドの位置

本日の日経平均は、始値が高値となり、そこから2,939円58銭も下げた大陰線です。上ヒゲはなく、下ヒゲは688円96銭。終値は5日線6万1,414円65銭(-6.48%)、200日線6万1,964円14銭(-7.31%)、25日線6万5,265円48銭(-12.00%)、75日線6万5,392円37銭(-12.17%)のすべてを大きく下回りました。移動平均線は過去一定期間の終値の平均で、25日線から-12%も離れるのは、短期間に売りが集中したことを示します。前日に終値で割り込んだ200日線(約10か月の平均)からも、1日で4,500円以上離れました。

前日は200日線の上を保っていたTOPIXも、本日は200日線3,893.57を185.58(-4.77%)下回りました。日経平均とTOPIXがそろって200日線を割り込んだことで、「日経平均だけが弱い」という前日の形ではなくなりました。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は15.490倍と前日からほぼ変わらず、指数の大小を問わず同じ程度に売られたことが分かります。

一目均衡表では、日経平均の終値は転換線6万788円55銭を3,353円78銭、基準線6万3,772円22銭を6,337円45銭下回り、「雲」(6万4,965円71銭〜6万5,028円57銭)の下端とは7,530円94銭の差になりました。雲は過去の値動きから算出した2本の線に挟まれた帯で、株価が雲の下にあれば弱いと読みます。

サポートとレジスタンス

日経平均の下値の目安は、まず本日の安値5万6,745円81銭です。米国ヤフー・ファイナンスの日足では、4月13日の高値5万6,765円72銭と4月14日の安値5万7,010円18銭のあいだに「窓」(値が飛んだ空白)が残っていましたが、本日の安値はこの窓をちょうど埋める水準まで下げました。その下は4月10日・13日の安値が並ぶ5万6,230〜5万6,250円付近が次の目安です(同サイトの日足)。

上値の目安は、まずボリンジャーバンドの-2σ 5万8,751円70銭です。-2σは「株価の約95%がこの内側に収まる」とされる統計上の目安で、終値はその1,316円93銭下にあります。その上に6万円の大台と本日の始値(高値)6万374円35銭、転換線6万788円55銭が控えます。さらに上は5日線6万1,414円65銭と200日線6万1,964円14銭で、ここまで戻すには本日の下げ幅以上の上昇が必要です。

オシレーター

日経平均のRSI(14日)は25.9で、前日の34.4から8.5ポイント下がりました。RSIは直近14日間の値上がり幅と値下がり幅の比率を0〜100で表した指標で、一般に30以下が売られすぎ、70以上が買われすぎ、50が中立とされます。TOPIXのRSIも40.9から26.5へ急低下し、ともに売られすぎの目安とされる30を下回りました。

日経平均のMACDは-1,506.3、シグナルは-939.8で、ヒストグラムは-316.4から-566.4へ広がりました。MACDは短期と長期の移動平均の差を示す指標で、シグナル(MACDの平均線)を上抜けば買い、下抜けば売りのサインと読むのが一般的です。ヒストグラムの拡大は下向きの勢いがまだ強まっていることを示します。騰落レシオ(25日)は95.97%から85.12%へ下がりました(株探)。指数は急落しても、底値ゾーンの目安とされる70%まではまだ距離があります。

ご注意: 本節の移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・NT倍率は、いずれも当サイトが確定日足から算出した計算値であり、推定であって確定値ではありません。4月の高値・安値と窓の位置は米国ヤフー・ファイナンスの日足による参考値です。算出期間・平滑化の方法・データ起点の違いにより、お使いのチャートツールの表示値と一致しない場合があります。テクニカル指標は過去の値動きを要約したものであり、将来の株価を予測するものではありません。

市場心理

本日の市場心理を一言で表すなら、「AIから始まった売りが、ほぼすべての銘柄に広がった」です。日経VIは前日比11.04ポイント(32.90%)上がって44.60、取引時間中には48.49を付けました(フィスコ)。日経VIは市場が見込む今後1か月の変動の大きさを表す指数で、フィスコの解説によれば急上昇した後は20〜30程度に戻る傾向があります。東証プライムの売買代金は12兆4,808億円と前日からさらに5.9%増え、売りの規模が大きかったことを示しています。

フィスコは、日経平均が5営業日で7,000円超下落し、信用取引の追い証(追加の担保)に伴う売りも続出しているとみられるとしています。実際、日経平均は10月29日終値から5営業日で7,224円70銭下げました(当サイト計算)。東証グロース市場250指数も5.63%安と6日続落し、グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成するCore指数は7.33%安(フィスコ)と、新興市場にも売りが及んでいます。

翌営業日の注目ポイント

翌営業日は11月9日(月)です。株探によれば、6日17時の日経225先物の夜間取引は日中の清算値比180円高の5万7,590円で寄り付き、現物の終値を155円23銭上回っています。ただし今晩は米10月雇用統計の発表があり、週末をはさむため、米国株の動き次第で月曜の寄り付きは大きく変わり得ます。

9日は株探によれば175社が決算を発表する予定です。取引時間中には古河電気工業・コクサイエレクトリック・商船三井・マツダなど、引け後には味の素・富士フイルム・オリックス・三菱地所・ソフトバンク・シャープなどが並び、JX金属は発表時間が未確認です。14時には国内の9月の景気動向指数(速報値)も発表されます。来週は10日にソフトバンクグループの決算と米10月消費者物価指数、13日に株価指数オプションの特別清算指数(SQ)算出が控えます(株探)。

テクニカル面で11月9日(月)に確認したいのは2点です。日経平均は、本日の安値5万6,745円を下回らずに下げ止まれるか、そして-2σの5万8,752円の内側へ戻れるか。TOPIXは-2σの3,828と200日線3,894をどこまで取り戻せるかが焦点です。

戦略展望

本日の値動きから読み取れる前向きな点は3つあります。ひとつ目は、日経平均・TOPIXのRSIがともに30を下回り、日経平均は25日線から-12%と、短期的には売られすぎの目安とされる水準まで下げたこと。ふたつ目は、5万7,000円割れでは買いが入り、安値から688円戻して引けたこと。三つ目は、夜間の日経225先物が現物終値を上回って始まったことです。

一方で、慎重な点も3つあります。ひとつ目は、日経平均とTOPIXがそろって200日線とボリンジャーバンドの-2σを割り込み、すべての移動平均線と雲の下にあること。ふたつ目は、日経VIが44.60まで上がり、MACDのヒストグラムも広がり続けていること。三つ目は、AI・データセンター規制の行方やJTのロシア事業など、すぐには解消しない不透明要因が残っていることです。

したがって本日の値動きから導かれる見立てはこうです——「前日はAI株だけの下げだったが、本日は値上がり21銘柄・全33業種下落と、市場全体の売りに変わった。指標の上では売られすぎの水準に入ったが、下げの勢いを示す指標はまだ弱まっていない局面」。判別の材料は、日経平均が本日の安値5万6,745円を守れるかと、日経VIが落ち着きを取り戻すかの2点です。なお本節の見立てはあくまで本日までの数値から読める整理であり、将来の株価を予測するものではありません。

チャート

日経225 (INDEX:NKY)

米ドル/円 (FX:USDJPY)

S&P 500 (FOREXCOM:SPXUSD)

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免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買や投資勧誘を目的としたものではありません。記載された数値は執筆時点で公表されている情報に基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。テクニカル指標に関する記述には当サイトによる計算値が含まれ、算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、筆者および当サイトは一切の責任を負いません。

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