【7月13日】日経平均は1,131円下落!半導体株安で大幅反落

2026年7月13日(月) マーケットまとめ
日経平均 67,425円 ▼1,131円 (-1.65%)
米半導体株安を受け、キオクシアHD・アドバンテストなど主力半導体株が値崩れ。前週末の続伸から一転して大幅反落

本日のマーケットサマリー

13日の東京株式市場で日経平均株価は前日比1,131円87銭安の67,425円86銭と大幅に反落して取引を終えた。前週末10日には813円高と続伸し一時69,000円台を回復する場面もあったが、本日は寄り付きから売り優勢の展開となり、後場に入ると下げ幅を1,300円近くまで広げる場面もみられた。値下がりは日経225採用銘柄の6割超に達し、幅広い銘柄に利益確定売りと戻り待ちの売りが交錯した。

下落の主因は米半導体株の急落である。前週末の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した流れを引き継ぎ、東京市場でもキオクシアホールディングスとアドバンテストの2銘柄だけで日経平均を約272円押し下げた。加えて韓国サムスン電子など海外半導体株の軟調も投資家心理を冷やし、AI・半導体関連という相場の主役セクターに集中的な売りが出たことで、指数全体が大きく水準を切り下げる結果となった。

東証株価指数(TOPIX)も28.59ポイント安の4,007.49と反落。一方で為替市場では円安基調が続き、米長期金利の上昇を背景にドル円は161円台後半で推移した。円安は輸出関連にとって支援材料となるものの、本日は半導体安のインパクトが勝り、株価の下支えには力不足だった。

主要マーケット指標

指標 終値・レート 前日比
日経平均株価 67,425.86円 -1,131.87 (-1.65%)
TOPIX 4,007.49 -28.59 (-0.71%)
ドル円(USD/JPY) 161.73円 円安推移
S&P 500(前営業日) 7,575.39 +0.42%
WTI原油先物 約74.4ドル/バレル 中東情勢で高止まり
米10年債利回り 4.56% 上昇
金(ゴールド) 約4,100ドル/oz 高値圏

※上表の数値は本日(または直近営業日)の市場データに基づく実測値です。

マクロ・地政学の焦点

前週末の米国市場は方向感を欠く展開だった。トランプ大統領によるイラン和平交渉の合意期待から一時上昇したものの、その後の「停戦は終わった」との発言や、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策報告を受けて米長期金利が上昇し、ハイテク・グロース株には重荷となった。10年債利回りは4.56%まで水準を切り上げており、高PER銘柄の逆風となっている。

中東情勢は引き続き市場の警戒材料である。米・イラン間の緊張が原油供給への懸念を高め、WTI原油は74ドル台と高止まりが続く。エネルギー価格の高止まりはインフレ再燃リスクを意識させ、金(ゴールド)が4,100ドル前後の高値圏を維持していることもリスク回避的な資金の動きを映している。国内では引き続き日銀の金融政策正常化ペースと円安の行方が注目される。

セクター・個別銘柄の動き

半導体・電子部品セクターが本日の下げの中心となった。キオクシアHDは米半導体株安への連想売りから大きく値を崩し、アドバンテスト、東京エレクトロン、村田製作所、太陽誘電といった値がさハイテク株にも売りが波及した。指数寄与度の高いこれらの銘柄がそろって下落したことで、日経平均の下げが増幅された。

一方で全面安の中でも、内需・ディフェンシブ系の一部や、円安メリットを受けやすい銘柄には相対的に底堅さもみられた。ただ本日は日経225採用銘柄のうち値上がりが88、値下がりが136と売り優勢の地合いが鮮明で、業種を問わず戻り待ちの売りが上値を抑える展開だった。プライム市場全体でみても値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回った。

テクニカル分析

トレンドと移動平均線

日経平均は前週末に69,000円台を回復する場面があったものの、本日の大幅反落で再び67,000円台前半まで水準を切り下げた。短期的には上値の重さが意識される展開だが、中期トレンドを示す25日移動平均線は依然として右肩上がりを維持しているとみられ、大きな流れとしての上昇基調が崩れたわけではない。当面は67,000円が心理的な下支えとして機能するかが焦点となる。

RSI・MACD

RSI(相対力指数)は前週末の急伸で過熱感が意識される水準にあったが、本日の大幅安で50前後の中立圏へと低下したとみられ、短期的な過熱は解消に向かった。MACDは高値圏でのデッドクロス接近が意識される局面で、ヒストグラムの縮小が続けば目先は上値の重い調整局面が続く可能性がある。ただし押し目買い意欲は依然として強く、下げ一巡後の切り返しにも注意が必要だ。

出来高・支持線と抵抗線

売買代金は活況を維持しており、下げ局面でも商いが細っていない点は相場の底堅さを示唆する。当面のサポートは67,000円および直近安値水準、レジスタンスは68,500円〜69,000円とみられる。この上下のレンジ内での値動きを見極めながら、半導体株の反発力が戻り相場のカギを握る。

市場心理

投資家心理は本日の半導体株安で一旦冷え込んだものの、前週末までの上昇基調を踏まえれば「調整・押し目」との受け止めが優勢だ。相場の主役であるAI・半導体関連が大きく崩れたことで短期筋の利益確定売りが出やすくなっている一方、中長期の成長ストーリーへの信頼は根強く、過度な悲観には傾いていない。米金利動向と中東情勢という外部要因を見極めたいとの様子見ムードも強く、値動きの荒い展開が続きやすい。

明日の注目ポイント

  • 米半導体株(SOX指数)の反発力 — キオクシアHD・アドバンテスト等への影響を左右する最大の焦点
  • 米長期金利(10年債4.56%)の動向 — 一段の上昇はハイテク株の逆風
  • ドル円の水準(161円台後半) — 円安進行なら輸出関連の下支え材料
  • 中東情勢と原油価格(WTI74ドル台) — インフレ・エネルギー関連への波及
  • 67,000円の攻防 — 心理的節目を維持できるかがトレンドの分岐点
  • 国内主要企業の決算・ガイダンス — 個別材料株の物色が続くか

投資戦略の展望

本日の大幅反落は、前週末までの急ピッチな上昇に対する自然な調整という側面が強い。半導体という主力セクターの値動きに振らされやすい地合いが続くため、短期的には値動きの荒さに備えたリスク管理が重要となる。一方、中期的な上昇トレンドが崩れていない現状では、押し目形成局面は優良銘柄を仕込む好機ともなり得る。米金利・為替・中東情勢という外部環境を注視しつつ、67,000円台での底堅さを確認しながら、業績の裏付けがある銘柄を中心に段階的に対応していく戦略が有効だろう。過度な楽観・悲観のいずれにも偏らず、相場の方向感が定まるまでは機動的なポジション管理を心がけたい。

チャート(TradingView)

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【免責事項】

本記事は市場情報の提供を目的としたものであり、特定の銘柄や投資行動を推奨するものではありません。記載の数値・情報は執筆時点のものであり正確性を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。本記事の情報に基づく損害について当方は一切の責任を負いません。

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