【11月4日】日経平均893円安の6万2188円、米中間選挙で一時3051円安も急速に下げ渋る

株
2026年11月4日(水) 東京市場クローズ
日経平均 62,188.63円 -893.23円 (-1.42%)

文化の日の休場明けとなった東京市場は、米中間選挙の開票をにらんで大荒れとなりました。株探によれば、下院に続いて上院でも民主党が過半数を確保する見通しが強まると、AIデータセンター建設の停滞やAIへの規制強化が警戒され、半導体・AI関連株に売りが殺到。日経平均は後場に3,051円76銭安の6万30円10銭まで下げ、6万円の大台割れ寸前まで売られました。ただ売り一巡後は買い戻しが広がり、後場後半は一貫して戻り歩調に。終値は893円23銭安の6万2,188円63銭と、下げ幅を1,000円未満に縮めて3日続落です。東証プライムの売買代金は10兆8,055億円と10兆円を超え、日経平均VIは取引終了時に24.98まで大幅低下しました。

本日の相場概況

まず東京市場が休場だった間の米国市場を確認します。2日(月)はNYダウが213.67ドル(0.41%)高の51,983.98ドルと反発した一方、S&P500は38.67ポイント(0.51%)安の7,541.40、ナスダック総合は272.64ポイント(1.07%)安の25,164.36、半導体株指数SOXは360.47ポイント(3.37%)安の10,328.33と、ハイテク株の売りが続きました。3日(火)は反対にNYダウが197.26ドル(0.38%)安の51,786.72ドルと反落、S&P500は27.52ポイント(0.36%)高の7,568.92、ナスダック総合は207.65ポイント(0.83%)高の25,372.01、SOXは272.07ポイント(2.63%)高の10,600.40と反発しています(ダウ・ナスダック・SOXは株探・米国株、S&P500は米国ヤフー・ファイナンスの値)。株探掲載のフィスコ記事によれば、3日はAI・半導体株に買い戻しが入ってエヌビディアやマイクロンが上昇した一方、アップルの決算を嫌気した売りがダウの重荷になりました。引け後にはAMDとスーパー・マイクロ・コンピューターの決算が市場予想を上回り、時間外取引でともに8%前後上昇しています(株探)。

日経平均は108円70銭安の6万2,973円16銭で寄り付き、寄り付き後に一時プラス圏に浮上して高値6万3,105円47銭(前営業日比23円61銭高)を付けました(フィスコ)。しかし米中間選挙の開票で民主党の優勢が伝わると、半導体・AI関連の値がさ株を中心に売りが加速し、前場終盤には6万1,000円を割り込みます(フィスコ)。株探は、米国で前日にSOXが2.6%上がり、韓国KOSPIも買われていたにもかかわらず東京の半導体株が全面安になったことについて、「225先物を絡めた売り仕掛けが反映された可能性がある」との市場関係者の声を伝えています。後場に入ると下げ幅は3,000円を超え、安値6万30円10銭(前営業日比3,051円76銭安)を付けました。その後は押し目買いと買い戻しが広がり、株探によれば後場だけで見れば高値引けとなっています。TOPIXは34.90ポイント(0.89%)安の3,895.38と3日続落しました。

主要マーケット指標

指標 数値 前日比
日経平均株価 62,188.63円 -893.23円 (-1.42%) 3日続落
日経平均 始値 / 高値 / 安値 62,973.16 / 63,105.47 / 60,030.10 高値は前日比+23.61円、安値は-3,051.76円
寄り付きのギャップ -108.70円 (-0.17%) 寄り付き後に一時プラス圏
ローソク足の形 実体784.53円の陰線 上ヒゲ132.31円 / 下ヒゲ2,158.53円
日中値幅 3,075.37円 前日の902.41円から大幅に拡大
TOPIX 3,895.38 -34.90 (-0.89%) 3日続落
TOPIX 始値 / 高値 / 安値 3,936.72 / 3,947.25 / 3,792.20 実体41.34の陰線。安値は前日比-138.08(-3.51%)
NT倍率 15.965倍 前日16.050倍から-0.085
東証プライム 売買代金 約10兆8,055億円 前日の約7兆6,403億円から41.4%増
東証プライム 売買高 約35億1,279万株 前日の約23億2,819万株から50.9%増
1株あたり平均約定単価 約3,076円 前日の約3,282円から低下
東証プライム 値上がり/値下がり 425銘柄 / 1,084銘柄 変わらず43銘柄。値下がりは約70%。前日は505/1,011
東証33業種 上昇/下落 8業種 / 25業種 前日は10/23
業種別 上昇率1〜5位 空運業 +3.83% 以下 不動産業+1.57%、その他製品+1.02%、陸運業+1.00%、卸売業+0.92%
業種別 下落率1〜5位 非鉄金属 -4.88% 以下 石油・石炭製品-4.39%、鉱業-4.02%、電気機器-2.40%、ガラス・土石製品-2.30%
日経平均の構成銘柄 値上がり/値下がり 73銘柄 / 150銘柄 変わらず2銘柄。寄与度は値上がり計+318.97円 / 値下がり計-1,212.20円(フィスコ)
マイナス寄与 上位 アドバンテスト 約-259円 以下 東京エレクトロン-173円、ソフトバンクG-114円、京セラ-65円、フジクラ-45円(フィスコ)
プラス寄与 上位 ファーストリテイリング 約+163円 以下 三菱商事+38円、日東電工+18円、ヤマトHD+8円、任天堂+7円(フィスコ)
東証プライム 値上がり率上位 栗田工業 +15.1% 以下 ヤマトHD+11.5%、システナ+8.0%、三菱商事+7.9%、アクシアル+6.9%(株探)
東証プライム 値下がり率上位 三井化学 -10.3% 以下 HENNGE-8.7%、太陽誘電-8.3%、住友ベークライト-7.9%、デクセリアルズ-7.8%(株探)
ストップ高 / ストップ安 7銘柄 / 1銘柄 一時を含む(全市場・ETF/REIT除く)。ストップ高で引けたのは3銘柄、ストップ安の1銘柄はストップ安で引け
東証グロース市場250指数 769.27 -4.43 (-0.57%) 4日続落(フィスコ)
米ドル/円 158円15銭前後 16時時点(株探)。前日午後5時比28銭のドル高・円安。午前中に一時157円30銭台
日経平均VI 24.98 -10.74 (-30.07%)。取引時間中の高値は40.30(フィスコ)
東証プライム 騰落レシオ(25日) 86.89% 前日87.30%から低下。100%が中立の目安(株探)
NYダウ (11/2・11/3終値) 51,983.98 → 51,786.72 2日+213.67 (+0.41%)、3日-197.26 (-0.38%)
S&P 500 (11/2・11/3終値) 7,541.40 → 7,568.92 2日-38.67 (-0.51%)、3日+27.52 (+0.36%)
ナスダック総合 (11/2・11/3終値) 25,164.36 → 25,372.01 2日-272.64 (-1.07%)、3日+207.65 (+0.83%)
SOX指数 (11/2・11/3終値) 10,328.33 → 10,600.40 2日-360.47 (-3.37%)、3日+272.07 (+2.63%)
韓国KOSPI 5,683.80 +35.01 反発(株探)
日経225先物 夜間取引 62,600円で寄り付き 日中清算値62,450円比+150円。現物終値比+411.37円(株探)
日経平均 5日線からの乖離 -1.96% 5日線 63,434.85。1,246円22銭下(前日は-0.89%)
日経平均 25日線からの乖離 -5.51% 25日線 65,814.38。3,625円75銭下(前日は-4.37%)
日経平均 75日線からの乖離 -5.25% 75日線 65,632.14。3,443円51銭下(前日は-3.98%)
日経平均 200日線からの乖離 +0.49% 200日線 61,886.87。終値は301円76銭上だが、安値は1,856円77銭下まで割り込む(前日は+2.02%)
日経平均 一目均衡表の雲 64,880.46 〜 65,028.57 終値は雲の下端を2,691円83銭下回る(前日は1,946円下)
日経平均 転換線 / 基準線 62,448.27 / 65,414.36 終値は転換線を259円64銭下回る。基準線は3,225円73銭上
日経平均 ボリンジャーバンド(25日) -1σ 63,123.23 / -2σ 60,432.08 安値は-2σを401円98銭下回ったが、終値は-2σの1,756円55銭上
日経平均 RSI (14日) 38.0 前日の41.1から3.1ポイント低下
日経平均 MACD / シグナル -969.4 / -719.1 ヒストグラムは-226.6から-250.3へ拡大
日経平均 52週高値からの距離 -10,643.10円 (-14.61%) 52週高値 72,831.73 (6/22)。前日は-13.39%
TOPIX 5日線 / 25日線 3,957.14 / 4,046.58 終値は5日線を61.76下回り、25日線を151.20下回る
TOPIX 75日線 / 200日線 4,061.58 / 3,890.32 終値は75日線の-4.09%、200日線の+0.13%
TOPIX 一目均衡表の雲 / 転換線 4,039.72 〜 4,071.13 / 3,932.66 終値は雲の下(下端から-144.34)で9日連続。転換線も37.28下回る
TOPIX ボリンジャー -2σ 3,899.95 終値は-2σを4.57下回る
TOPIX RSI (14日) / MACD 34.5 / -40.0 (シグナル-27.4) RSIは前日37.4から低下。ヒストグラムは-10.0から-12.5へ拡大
注記: 日経平均・TOPIXの終値・前日比・四本値は株探の当日日足で、株探の大引け記事(東京株式・大引け、日経平均 大引け)と株探掲載のフィスコ記事(クロージング・寄与度ランキング)の値と一致することを確認しました。東証プライムの値上がり値下がり銘柄数・売買代金・売買高は株探の大引け記事による概算値、業種別騰落率は株探掲載のフィスコ記事(東証業種別ランキング)、寄与度は株探掲載のフィスコ記事(日経平均寄与度ランキング)の概算値です。値上がり率・値下がり率上位は株探の各ランキング(11月2日終値比)から東証プライム銘柄を抜き出したもの、ストップ高安は株探のデータから当サイトが集計、騰落レシオは株探の「相場の体温計」、日経VIと東証グロース市場250はフィスコの記事、KOSPIと日経225先物は株探の記事、ドル円は株探の16時時点の値です。米国指数は11月2日・3日(現地時間)の終値で、ダウ・ナスダック・SOXは株探・米国株、S&P500は米国ヤフー・ファイナンスの値です(ダウとSOXも同サイトの値と一致することを確認)。NT倍率・移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・上ヒゲ下ヒゲ・値幅・ギャップ・平均約定単価・前日比の増減率は、株探の確定日足300本から当サイトが計算した値です(これらは推定であり確定値ではありません。算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります)。テーブルの色は日本式表記(上昇=赤/下落=緑)に従っています。

マクロ・地政学の視点

本日の主役は米中間選挙の開票結果です。株探の「明日の株式相場に向けて」によれば、下院での民主党の大勝は半ば予想されていたものの、上院でも民主党が過半数の議席を確保しました。同記事は、トランプ政権の支持基盤でAIデータセンターの集積地でもあるテキサス州とオハイオ州で、上院選と州知事選の両方を民主党候補が制したことに注目しています。データセンターは電力料金の値上がりなどを通じて選挙の争点になっており、今後は州ごとの規制がAIデータセンター建設の足かせになりかねないとの思惑が、半導体や光デバイスなど「AIのツルハシ関連」の売りにつながったとみられる、というのが同記事の見立てです。フィスコも、AI関連企業への規制・監督強化が警戒される民主党の優勢観測で半導体・AI関連株が売られたと伝えています。

為替は大きく振れました。株探によれば、ドル円は午前9時時点の158円40銭前後から、上院でも民主党が過半数を得る見通しが強まると急速に円高が進み、午前中に157円30銭台まで下落しました。トランプ政権の歳出拡大に歯止めがかかるとの見方から、時間外取引で米長期金利が低下したためです。午後は民主党勝利を織り込んで158円前後に戻り、午後4時時点は158円15銭前後でした(株探)。グロース市場について、フィスコは海外で米長期金利が底堅く、国内金利も上昇したことが割高感の意識されやすい新興株の重しになったとしています。

アジアでは韓国KOSPIが35.01ポイント高の5,683.80と反発しました(株探)。フィスコによれば、KOSPIも日経平均と同じように売られる場面がありましたが、後場中盤から落ち着きを取り戻しています。米株価指数先物も夕方には時間外取引で下げをほぼ解消しており(株探)、選挙結果そのものはひとまず織り込まれた形です。

セクター・個別銘柄の動き

東証33業種のうち上昇は8業種、下落は25業種でした。上昇率の上位は空運業+3.83%、不動産業+1.57%、その他製品+1.02%、陸運業+1.00%、卸売業+0.92%。下落率の上位は非鉄金属-4.88%、石油・石炭製品-4.39%、鉱業-4.02%、電気機器-2.40%、ガラス・土石製品-2.30%です(株探掲載のフィスコ記事)。非鉄金属はフジクラ(-220円)や住友電気工業(-7.2%)など光ファイバー・電線のAI関連が売られ、石油・石炭と鉱業は原油先物価格が下落するなかで売られました(フィスコ・株探)。

下げを主導したのは半導体関連の値がさ株です。アドバンテストは1,200円安の34,570円で1銘柄で日経平均を約259円押し下げ、東京エレクトロンも342円安の9,663円で約173円の押し下げ。2銘柄で約431円になります(フィスコ)。ソフトバンクG(-141円、約-114円)、京セラ(-242円、約-65円)、フジクラ、キオクシアHD(-610円の10,735円)、リクルートHDがこれに続きました。キオクシアHDは株探によれば一時1万円の大台を割り込み、売買代金は群を抜いて多かったとのことです。ディスコ(-2,870円)、レーザーテック(-1,590円)、太陽誘電(-8.3%)、村田製作所、マクニカHD(-7.6%)など半導体製造装置・電子部品も軒並み安く(株探)、三井化学は政府系ファンドがJSRを同社に売却へとの報道で10.3%安でした(株探)。

上昇側ではファーストリテイリングが2,010円高の77,370円と1銘柄で約163円を押し上げました(フィスコ)。三菱商事は14時ごろに今期の最終利益予想を1兆1,000億円から1兆2,000億円に引き上げ、発行済み株式の約6%・1兆円を上限とする自社株買いと消却を発表して7.9%高です(株探)。ヤマトHDは株探のランキングによれば米ファラロンの大量保有が伝わり11.5%高、システナは上限6.65%の自社株買いと10%の自社株消却で8.0%高となりました(株探)。三井物産(今期最終を14%上方修正)・丸紅(9%上方修正、配当10円増額)・伊藤忠(上期最終16%増益)など商社が決算を相次いで発表し、卸売業は+0.92%。空運はJAL(+4.8%)が株探によれば上半期減益ながら減益率の縮小が評価されました。任天堂、IHI、キーエンスも上昇しています(株探)。

ストップ高・ストップ安

本日のストップ高は7銘柄、ストップ安は1銘柄でした(全市場、取引時間中に一時付けた銘柄を含む、ETF/REIT除く)。ストップ高で引けたのは栗田工業・PEGASUS・フィーチャの3銘柄、ストップ安のペイクラウドHDはストップ安で引けました(株探のデータから当サイトが集計)。東証プライムでは栗田工業がストップ高で、前営業日まで2日連続ストップ安だった株価が反転しています。

ストップ高(7銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
栗田工業(6370) 東証プライム 5,347 +15.06 -0.88 ストップ高で引け。10月30日・11月2日と2日連続ストップ安(工事損失による今期純利益の大幅下方修正)からの反発。当日の新たな材料は株探のニュース見出しからは確認できず
PEGASUS(6262) 東証スタンダード 773 +14.86 +19.53 ストップ高で引け。3営業日連続。10月30日発表の大幅増配計画が引き続き材料(株探)
フィーチャ(4052) 東証グロース 776 +14.79 +5.67 ストップ高で引け。株探のテーマは人工知能関連。当日の材料は株探のニュース見出しからは確認できず
アサヒエイト(5341) 東証スタンダード 197 +11.93 -0.51 一時ストップ高。株主優待の変更が買い材料視(株探掲載のフィスコ記事)。株探のランキングでは新補修材の共同開発開始も
MabGenesis(653A) 東証グロース 766 +10.06 -2.74 一時ストップ高。11月2日に新規上場し、初日は初値を下回る696円で引けていた(株探)。当日の材料は確認できず
HODL1(2345) 東証スタンダード 118 +5.36 -2.20 一時ストップ高。株探のランキングでは仮想通貨関連。16時に暗号資産(イーサリアム)の保有状況を開示。取引時間中の材料は確認できず
GEI(9212) 東証スタンダード 235 -0.42 -1.15 株探のデータでは一時ストップ高を付けたが、終値は前日比1円安。材料は株探のニュース見出しからは確認できず

ストップ安(1銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
ペイクラウドHD(4015) 東証グロース 409 -16.36 -3.18 ストップ安で引け。子会社アララの「アララメッセージ」への不正アクセスによる情報漏えいの規模拡大が嫌気(株探)

PEGASUSはPTSでも終値比+19.53%と一段高で、フィーチャも+5.67%です。一方、栗田工業のPTSは-0.88%と小幅安でした。指数が一時3,000円超下げた日にもかかわらずストップ安が1銘柄にとどまった点からは、売りが半導体・AI関連の主力株に集中したことがうかがえます。

PTS(私設取引システム)の値は、11月4日17時7分〜17時31分の取得時点に付いていた直近の価格です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

主要銘柄の決算と決算後のPTS

株探の決算速報によれば、本日は103社が決算や業績予想の修正を発表しました。このうち東証プライムかつ時価総額1,000億円以上の39社を下の表にまとめます。決算の要点は株探の見出しの範囲で記載しており、PTSは16時30分以降に付いた価格のみを「決算後のPTS」としています。本日は三菱商事(14時)・伊藤忠(13時)・NTT(13時30分)・三井物産(12時)・丸紅(11時)など取引時間中に発表した企業も多く、15時30分より前に発表した企業の終値には発表内容がすでに反映されています。「未約定」は、16時30分以降にPTSで売買が成立していないことを示します。

銘柄(コード) 時価総額(億円) 決算の要点(株探の見出し) 終値(円) PTS(円) PTS終値比(%)
三菱商事(8058) 191,018 今期最終を9%上方修正・4期ぶり最高益更新へ(14時) 5,148 5,131.2 -0.33
伊藤忠商事(8001) 179,964 上期最終が16%増益で着地・7-9月期も33%増益(13時) 2,271 2,275 +0.18
NTT(9432) 148,503 今期最終を1%上方修正(13時30分) 164 164.4 +0.24
三井物産(8031) 140,369 今期最終を14%上方修正(12時) 4,900 4,932.1 +0.66
丸紅(8002) 78,952 今期最終を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額(11時) 4,754 4,780 +0.55
アステラス製薬(4503) 45,251 今期最終を17%上方修正・最高益予想を上乗せ(15時30分) 2,500.5 2,565 +2.58
IHI(7013) 25,921 今期最終を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額(13時) 2,394 2,405 +0.46
日本酸素HD(4091) 25,163 上期最終が39%増益で着地・7-9月期も24%増益(15時) 5,810 未約定 —
川崎汽船(9107) 20,459 上期経常が98%増益で着地・7-9月期も2.5倍増益(15時30分) 3,440 3,385 -1.60
東洋水産(2875) 12,191 上期経常が15%増益で着地・7-9月期も9%増益(12時20分) 10,995 未約定 —
エムスリー(2413) 12,119 上期最終は一転12%減益で下振れ着地(15時30分) 1,784.5 1,745 -2.21
横河電機(6841) 11,721 今期経常を4%上方修正・2期ぶり最高益更新へ(15時30分) 4,557 未約定 —
MonotaRO(3064) 11,126 1-9月期(3Q累計)経常が23%増益で着地・7-9月期も20%増益(15時30分) 2,242.5 2,175 -3.01
TISI(3626) 9,290 今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額(15時30分) 4,327 未約定 —
ヒロセ電機(6806) 8,059 上期最終が15%増益で着地・7-9月期も27%増益(16時) 23,340 未約定 —
ヤマトホールディングス(9064) 7,911 上期経常が赤字縮小で着地・7-9月期は41%増益(15時30分) 2,194.5 未約定 —
カカクコム(2371) 7,394 7-9月期(2Q)最終は5%増益(12時) 3,730 未約定 —
住友ベークライト(4203) 6,448 上期最終が47%増益で着地・7-9月期も48%増益(11時30分) 7,307 7,377 +0.96
東京精密(7729) 6,309 今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も12円増額(15時30分) 14,920 14,940 +0.13
JR九州(9142) 5,439 今期最終を9%下方修正(15時30分) 3,517 3,515 -0.06
スカパーJSAT(9412) 5,355 今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額(14時) 1,799 未約定 —
オルガノ(6368) 4,972 上期経常は一転10%減益で下振れ着地(15時30分) 2,145 1,953 -8.95
寿スピリッツ(2222) 4,203 上期経常が23%増益で着地・7-9月期も25%増益(15時30分) 2,700 2,750 +1.85
H2Oリテイ(8242) 3,390 今期経常を3%上方修正(14時) 2,708 未約定 —
オークマ(6103) 2,991 上期経常が2.1倍増益で着地・7-9月期も93%増益(15時40分) 4,430 4,490 +1.35
ケーズホールディングス(8282) 2,971 上期経常を38%上方修正(15時30分) 1,768.5 未約定 —
伊藤米久HD(2296) 2,713 今期経常を2%下方修正(12時) 4,720 未約定 —
AREホールディングス(5857) 2,666 今期最終を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額(15時30分) 3,070 3,352 +9.19
ヨドコウ(5451) 2,080 今期経常を6%下方修正、配当は7円増額(11時) 1,331 未約定 —
宮崎銀行(8393) 2,002 上期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ(12時20分) 2,337 未約定 —
エフ・シー・シー(7296) 1,999 今期最終を6%上方修正、配当も10円増額(15時) 3,915 未約定 —
リコーリース(8566) 1,918 上期経常が12%減益で着地・7-9月期も17%減益(14時) 6,140 未約定 —
キッセイ薬品工業(4547) 1,748 今期経常を10%上方修正(16時30分) 3,755 未約定 —
タダノ(6395) 1,629 今期経常を27%上方修正(15時30分) 1,258 1,285 +2.15
富士急行(9010) 1,459 上期経常は一転8%減益で下振れ着地(15時30分) 2,659 未約定 —
ネクセラファーマ(4565) 1,408 今期営業を157億円に修正(15時30分) 1,520 1,850 +21.71
アクシアル(8255) 1,352 上期経常は一転9%増益で上振れ着地(11時30分) 1,445 未約定 —
イトーキ(7972) 1,235 1-9月期(3Q累計)経常が13%増益で着地・7-9月期も37%増益(15時30分) 2,313 未約定 —
バルカー(7995) 1,119 今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ(15時30分) 5,990 未約定 —

決算後のPTSで最も大きく動いたのはネクセラファーマで、株探によれば今期の営業利益を157億円に修正し、PTSは+21.71%です。AREホールディングス(今期最終を24%上方修正・配当20円増額)も+9.19%、アステラス製薬(今期最終を17%上方修正)は+2.58%、タダノ(今期経常を27%上方修正)は+2.15%と買われました。反対にオルガノは上期経常が一転10%減益で下振れ着地し-8.95%、MonotaROは-3.01%、エムスリー(上期最終が一転12%減益)は-2.21%です。大型の商社株は、三井物産+0.66%、丸紅+0.55%、三菱商事-0.33%と小動きでした(見出しは株探)。

表の39社以外では、東証プライムの日本エム・ディ・エム(今期経常を一転赤字に下方修正、無配に転落)のPTSが-18.12%と急落しました。上昇側ではラサ工業(上期経常を一転22%増益に上方修正、配当7円増額)が+6.48%、コロプラが+5.74%、東証スタンダードのサンユウ(今期経常を35%上方修正、配当10円増額)が+7.48%です(見出しは株探)。PTSの価格は11月4日17時2分〜17時32分の取得値です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

テクニカル分析

トレンドの位置

日経平均は3日続落し、終値6万2,188円63銭は5日線6万3,434円85銭を1,246円22銭(-1.96%)下回りました。移動平均線とは過去一定期間の終値の平均で、5日線は直近1週間、25日線は約1か月、75日線は約3か月半、200日線は約10か月の平均コストを表します。25日線6万5,814円38銭(-5.51%)・75日線6万5,632円14銭(-5.25%)との差はさらに広がりました。本日の焦点は200日線6万1,886円87銭で、安値は200日線を1,856円77銭も割り込みましたが、終値は301円76銭上(+0.49%)で踏みとどまりました。株探は、終値が約3か月ぶりの安値水準で、13週線・26週線から下に離れたと指摘しています。

一目均衡表では、終値が転換線6万2,448円27銭を259円64銭下回りました。転換線は直近9日間の高値と安値の中心で、終値がその下にあると短期の流れが弱いと読むのが一般的です。「雲」(過去の値動きから算出した2本の線に挟まれた帯。株価が雲の下にあれば弱いと読みます)は6万4,880円46銭〜6万5,028円57銭で、終値と雲の下端との差は2,691円83銭と、前日の1,947円から開きました。基準線6万5,414円36銭は3,225円73銭上です。

ローソク足は実体784円53銭の陰線ですが、下ヒゲは2,158円53銭と実体の約2.8倍あります。下ヒゲとは安値から実体(始値と終値の間)までの線で、長い下ヒゲは安値圏で買いが入ったことを示します。ボリンジャーバンド(25日)では、安値が-2σ 6万432円08銭を401円98銭下回ったものの、終値は-2σの内側に戻りました。-2σは「株価の約95%がこの内側に収まる」とされる統計上の目安で、割り込むと売られすぎを意識しやすい水準です。TOPIXは実体41.34の陰線で、終値3,895.38は-2σ 3,899.95を4.57下回り、200日線3,890.32の5.06上にとどまりました。NT倍率は15.965倍と0.085下がり、本日は値がさの半導体株が日経平均を押し下げた分、TOPIXの下げの方が小さくなりました。

サポートとレジスタンス

日経平均の下値の目安は、まず200日線6万1,886円87銭です。その下には10月23日の安値6万1,462円61銭、ボリンジャーバンドの-2σ 6万432円08銭、そして本日の安値6万30円10銭と6万円の大台が控えます。株探は、6万円のプットオプションの売りが厚く、そこを狙った仕掛け的な売りが観測されたと伝えており、6万円は市場参加者が強く意識する価格といえます。

上値の目安は、まず転換線6万2,448円27銭、次に本日の始値6万2,973円16銭・前日の安値6万2,712円91銭・高値6万3,105円47銭と-1σ 6万3,123円23銭が集まる6万2,710〜6万3,130円です。その上は5日線6万3,434円85銭、さらに雲(6万4,880円〜6万5,029円)・基準線・75日線・25日線が並ぶ6万4,880〜6万5,820円が戻りを抑えやすい価格帯です。

オシレーター

日経平均のRSI(14日)は38.0で、前日の41.1から3.1ポイント下がりました。RSIは直近14日間の値上がり幅と値下がり幅の比率を0〜100で表した指標で、一般に30以下が売られすぎ、70以上が買われすぎ、50が中立とされます。TOPIXのRSIは34.5と、売られすぎの30にさらに近づいています。

日経平均のMACDは-969.4、シグナルは-719.1で、ヒストグラムは-250.3。MACDは短期と長期の移動平均の差を示す指標で、シグナル(MACDの平均線)を上抜けば買い、下抜けば売りのサインと読むのが一般的です。ヒストグラムは-226.6から-250.3へ再び広がり、下向きの勢いが強まりました。騰落レシオ(25日)は86.89%と前日の87.30%からわずかに下がりました(株探)。70%以下が底値ゾーンの目安とされ、まだそこまでは下がっていません。

ご注意: 本節の移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・NT倍率は、いずれも当サイトが確定日足から算出した計算値であり、推定であって確定値ではありません。算出期間・平滑化の方法・データ起点の違いにより、お使いのチャートツールの表示値と一致しない場合があります。テクニカル指標は過去の値動きを要約したものであり、将来の株価を予測するものではありません。

市場心理

本日の市場心理を一言で表すなら、「選挙結果で一気に恐怖、結果が見えて一気に安心」です。日経VIは取引時間中に40.30まで上がり、2日の水準を上回って推移しましたが、取引終了時には10.74ポイント(30.07%)低下の24.98と大幅に下がりました(フィスコ)。フィスコは、中間選挙の大勢が明らかになるにつれ、イベント通過によるあく抜け感も意識された可能性を指摘しています。売買代金は10兆8,055億円と前日から4割増え、売買高も5割増えました。下げた場面で多くの売買が成立したことになります。

ただし株探の「明日の株式相場に向けて」は慎重です。長い下ヒゲについて、楽観はできないとし、短期のリバウンド狙いは成り立つものの、大局的には戻り売りの相場から抜け出すのは難しそうだと書いています。同記事は、信用取引の買い残の整理が進んでいない状況では「セリングクライマックス」(投げ売りによる大底)に至らないとの認識も必要だとしています。フィスコも、目先は自律反発を試す展開を想定しつつ、半導体関連株の戻りは限定的となるのが基本線だとしています。

翌営業日の注目ポイント

翌営業日は11月5日(木)です。株探によれば、4日17時の日経225先物の夜間取引は日中の清算値比150円高の6万2,600円で寄り付き、現物の終値を411円37銭上回っています。今晩の米国株、とくに選挙結果を受けた半導体株と米長期金利の反応が最初の手がかりになります。

5日は主要企業の決算が集中します。株探によれば、日本製鉄・ソニーグループ・太陽誘電・トヨタ自動車・任天堂・日本郵船などが4〜9月期の決算を発表し、決算発表予定は157社にのぼります。朝方には日銀の金融政策決定会合(9月17〜18日開催分)の議事要旨が公表され、前場には10年物国債の入札があります。海外では英中銀(イングランド銀行)が政策金利を発表し、米国では週間の新規失業保険申請件数と7〜9月期の労働生産性指数(速報値)が出ます(株探)。

テクニカル面で11月5日(木)に確認したいのは2点です。日経平均は、200日線6万1,887円を終値で守れるか。上では、転換線6万2,448円と、前日の安値・本日の始値・-1σが集まる6万2,710〜6万3,130円を取り戻せるかが焦点です。TOPIXは200日線3,890を守り、-2σ(3,899.95)の内側に戻れるかにも注目です。

戦略展望

本日の値動きから読み取れる前向きな点は3つあります。ひとつ目は、一時3,051円安まで売られながら、終値では下げ幅を893円まで縮め、長い下ヒゲを残したこと。ふたつ目は、日経平均・TOPIXともに200日線を終値で守り、日経VIも24.98まで下がるなど、選挙というイベントを通過したこと。三つ目は、三菱商事の1兆円の自社株買いや商社各社の上方修正など、AI関連以外では好決算と株主還元が続いていることです。

一方で、慎重な点も3つあります。ひとつ目は、東証プライムの値下がりが1,084銘柄と約7割を占め、騰落レシオも86.89%と下がり続けていること。ふたつ目は、日経平均が5日線・転換線・-1σの下にあり、雲との差も2,692円まで開いて、MACDのヒストグラムも再び広がったこと。三つ目は、AIデータセンターへの規制という新たな論点が加わり、相場をけん引してきた半導体・AI関連株の先行きに不透明感が残ることです。

したがって本日の値動きから導かれる見立てはこうです——「米中間選挙をきっかけにAI関連株が投げ売られ、日経平均は6万円目前まで急落したが、200日線の上で引けてイベントは通過した。ただトレンドは下向きのままで、半導体・AI関連と、商社など好決算銘柄との選別がさらに強まる」。判別の材料は、日経平均が200日線6万1,887円を守れるかと、5日のトヨタ・ソニーG・任天堂などの決算を市場がどう受け止めるかの2点です。なお本節の見立てはあくまで本日までの数値から読める整理であり、将来の株価を予測するものではありません。

チャート

日経225 (INDEX:NKY)

米ドル/円 (FX:USDJPY)

S&P 500 (FOREXCOM:SPXUSD)

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免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買や投資勧誘を目的としたものではありません。記載された数値は執筆時点で公表されている情報に基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。テクニカル指標に関する記述には当サイトによる計算値が含まれ、算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、筆者および当サイトは一切の責任を負いません。

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