【10月29日】日経平均705円高の6万4659円、アドバンテスト急伸で3日続伸

株
2026年10月29日(木) 東京市場クローズ
日経平均 64,659.47円 +705.28円 (+1.10%)

28日の米国市場はFOMCが市場予想どおり政策金利を据え置き、主要3指数がそろって上昇。半導体株指数SOXも1.75%高となりました。東京市場では前日に業績予想を引き上げたアドバンテストが6.0%高と急伸し、1銘柄で日経平均を約453円押し上げました。韓国サムスン電子の決算が予想を下回り、KOSPIが下げに転じると日経平均も後場の寄り直後に一時マイナス圏(6万3,749円)へ沈みましたが、その後は切り返し、終値は705円28銭高の6万4,659円47銭と3日続伸。終値で6万4,000円台を回復したのは21日以来です。TOPIXの定期入れ替えに伴う売買で、東証プライムの売買代金は13兆8,657億円と株探によれば4カ月ぶりの高水準に膨らみました。

本日の相場概況

まず28日(水)の米国市場を確認します。NYダウは97.53ドル(0.19%)高の52,475.10ドル、S&P500は21.38ポイント(0.28%)高の7,743.98、ナスダック総合は72.04ポイント(0.27%)高の26,549.85と主要3指数がそろって上昇しました。半導体株指数SOXは201.50ポイント(1.75%)高の11,684.00と4日続伸です(4指数とも株探・米国株の確定値)。株探掲載のフィスコ記事によれば、原油高や金利の先高観でナスダックが一時下げる場面もありましたが、FOMCが市場予想どおり政策金利の据え置きを決めると買いが優勢になりました。引け後にはマイクロソフトが時間外で上昇した一方、アルファベットは売上高と1株利益が市場予想を下回り、時間外で一時10%を超えて下げました(株探)。

日経平均は172円06銭高の6万4,126円25銭で寄り付きました。通期の業績予想を上方修正し、自社株買いも発表したアドバンテストが買われ、前場中盤には6万4,797円33銭まで上昇(フィスコ)。しかし韓国サムスン電子の7〜9月期決算がアナリスト予想を下回り、同社株が6%超下落すると、朝高だったKOSPIがマイナスに転じ、日経平均も急速に伸び悩みました(フィスコ)。後場の取引開始直後には6万3,749円20銭と、前日の終値を204円99銭下回る場面がありました。その後はKOSPIが落ち着いたことに加え、TOPIXの定期銘柄入れ替えと浮動株比率の定期見直しに伴う需給要因もあって持ち直し(フィスコ)、後場には6万4,831円29銭(前日比877円10銭高)の高値を付けています。TOPIXは11.57ポイント(0.29%)高の4,003.28と反発し、4,000の大台を回復しました。

主要マーケット指標

指標 数値 前日比
日経平均株価 64,659.47円 +705.28円 (+1.10%) 3日続伸
日経平均 始値 / 高値 / 安値 64,126.25 / 64,831.29 / 63,749.20 高値は前日比+877.10円、安値は-204.99円
寄り付きのギャップ +172.06円 (+0.27%) 後場寄り直後に一時マイナス圏
ローソク足の形 実体533.22円の陽線 上ヒゲ171.82円 / 下ヒゲ377.05円
日中値幅 1,082.09円 前日の648.41円から拡大
TOPIX 4,003.28 +11.57 (+0.29%) 反発
TOPIX 始値 / 高値 / 安値 3,992.09 / 4,005.48 / 3,962.84 実体11.19の陽線。終値で4,000台を回復
NT倍率 16.152倍 前日16.022倍から+0.130
東証プライム 売買代金 約13兆8,657億円 前日の約8兆742億円から71.7%増。株探によれば4カ月ぶりの高水準
東証プライム 売買高 約41億4,801万株 前日の約23億8,210万株から74.1%増
1株あたり平均約定単価 約3,343円 前日の約3,390円からほぼ横ばい
東証プライム 値上がり/値下がり 734銘柄 / 779銘柄 変わらず38銘柄。値上がりは約47%。前日は432/1,096
東証33業種 上昇/下落 25業種 / 8業種 前日は10/23
業種別 上昇率1〜5位 銀行業 +2.54% 以下 証券業+2.10%、鉱業+1.98%、非鉄金属+1.65%、電力・ガス業+1.55%
業種別 下落率1〜5位 機械 -1.70% 以下 電気機器-1.16%、繊維製品-0.74%、金属製品-0.47%、鉄鋼-0.47%
日経平均の構成銘柄 値上がり/値下がり 132銘柄 / 92銘柄 寄与度は値上がり計+921.95円 / 値下がり計-216.67円(フィスコ)
プラス寄与 上位 アドバンテスト 約+453円 以下 東京エレクトロン+116円、ソフトバンクG+67円、イビデン+26円、ファーストリテ+23円(フィスコ)
マイナス寄与 上位 ファナック 約-19円 以下 日立-19円、コマツ-17円、豊田通商-15円、ダイキン-13円(フィスコ)
東証プライム 値上がり率上位 積水化成品工業 +17.0% 以下 フリービット+11.7%、プレミアG+7.6%、ノジマ+7.4%、日清製粉G+7.0%(株探)
東証プライム 値下がり率上位 第一工業製薬 -21.6% 以下 グッドコムアセット-17.9%、愛知製鋼-11.8%、アトラエ-11.3%、小野薬品-10.0%(株探)
ストップ高 / ストップ安 4銘柄 / 6銘柄 一時を含む(全市場・ETF/REIT除く)。ストップ安で引けたのは2銘柄
東証グロース市場250指数 791.04 -6.94 (-0.87%) 5日ぶり反落(フィスコ)
米ドル/円 157円80銭前後 16時時点(株探)。日銀公表の午後5時時点は157円82〜83銭のドル高・円安
日経平均VI 25.80 -7.08 (-21.53%)。高値33.49(フィスコ)
東証プライム 騰落レシオ(25日) 91.99% 前日89.83%から上昇。100%が中立の目安(株探)
NYダウ (10/28終値) 52,475.10 +97.53 (+0.19%)
S&P 500 (10/28終値) 7,743.98 +21.38 (+0.28%)
ナスダック総合 (10/28終値) 26,549.85 +72.04 (+0.27%)
SOX指数 (10/28終値) 11,684.00 +201.50 (+1.75%) 4日続伸
韓国KOSPI 5,937.66 -74.78 (-1.24%) 3日ぶり反落(株探)
日経平均 5日線からの乖離 +2.06% 5日線 63,352.97。1,306円50銭上(前日は+1.51%)
日経平均 25日線からの乖離 -2.30% 25日線 66,182.19。1,522円72銭下(前日は-3.39%)
日経平均 75日線からの乖離 -1.78% 75日線 65,831.92。1,172円45銭下(前日は-2.89%)
日経平均 200日線からの乖離 +4.75% 200日線 61,725.63。2,933円84銭上(前日は+3.73%)
日経平均 一目均衡表の雲 65,203.20 〜 65,463.11 終値は雲の下端を543円73銭下回る(前日は1,462円下)
日経平均 転換線 / 基準線 63,433.62 / 66,130.61 終値は転換線を1,225円85銭上回る。基準線は1,471円14銭上
日経平均 ボリンジャーバンド(25日) -1σ 63,723.84 / +1σ 68,640.53 終値は-1σを935円63銭上回る
日経平均 RSI (14日) 47.1 前日の43.7から3.4ポイント上昇
日経平均 MACD / シグナル -819.1 / -537.1 ヒストグラムは-439.0から-281.9へ縮小
日経平均 52週高値からの距離 -8,172.26円 (-11.22%) 52週高値 72,831.73 (6/22)。前日は-12.19%
TOPIX 5日線 / 25日線 3,986.23 / 4,067.59 終値は5日線を17.05上回り、25日線を64.31下回る
TOPIX 75日線 / 200日線 4,065.22 / 3,884.00 終値は75日線の-1.52%、200日線の+3.07%
TOPIX 一目均衡表の雲 / 転換線 4,039.72 〜 4,067.55 / 3,990.23 終値は雲の下(下端から-36.44)で6日連続。転換線は13.05上回る
TOPIX RSI (14日) / MACD 44.4 / -27.9 (シグナル-19.7) RSIは前日42.9から上昇。ヒストグラムは-10.7から-8.1へ縮小
注記: 日経平均・TOPIXの終値・前日比・四本値は株探の当日日足で、株探の大引け記事(東京株式・大引け)と株探掲載のフィスコ記事(クロージング・寄与度ランキング)の値と一致することを確認しました。東証プライムの値上がり値下がり銘柄数・売買代金・売買高は株探の大引け記事による概算値、業種別騰落率は株探掲載のフィスコ記事(東証業種別ランキング)、寄与度は株探掲載のフィスコ記事(日経平均寄与度ランキング)の概算値です。値上がり率・値下がり率上位は株探の各ランキング、ストップ高安は株探のデータから当サイトが集計、騰落レシオは株探の「相場の体温計」、日経VIと東証グロース市場250はフィスコの記事、ドル円は株探の16時時点の値と日銀公表の午後5時時点の値、米国指数は10月28日(現地時間)の株探・米国株の確定終値です。NT倍率・移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・上ヒゲ下ヒゲ・値幅・ギャップ・平均約定単価・前日比の増減率は、株探の確定日足300本から当サイトが計算した値です(これらは推定であり確定値ではありません。算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります)。テーブルの色は日本式表記(上昇=赤/下落=緑)に従っています。

マクロ・地政学の視点

本日の値動きを左右したのは、日米韓の決算と需給イベントです。米国では28日引け後に大手IT企業の決算が相次ぎ、株探の「明日の株式相場に向けて」によれば、マイクロソフトはクラウド事業が好調でフリー・キャッシュ・フロー(FCF)が改善した一方、アルファベットは売上高と1株利益が市場予想を下回り、FCFの赤字が続きました。同記事は、ナスダック総合株価指数が時間外取引で1%を超えて下げるなか、日本株は需給イベントという特殊要因に助けられたともいえる、と書いています。

韓国ではサムスン電子が29日午前に7〜9月期決算を発表し、半導体部門の営業利益がコンセンサスを下回りました(株探)。KOSPIは74.78ポイント(1.24%)安の5,937.66と3日ぶりに反落し、前日に乗せた6,000の大台を割り込んでいます(株探)。中東情勢では、株探掲載のフィスコ記事が米中間選挙後の対イラン攻撃激化リスクから原油価格が上昇したと伝えており、同日の米長期金利も強含みました。

為替は1ドル=157円台後半で横ばいでした。株探によれば午後4時時点は157円80銭前後で、前日午後5時比3銭のドル高・円安。日銀公表の午後5時時点は157円82〜83銭です。日銀は29日から金融政策決定会合を開いており、30日に結果発表と植田総裁の記者会見が予定されています。株探は、連続利上げの見送りが報じられており、FOMCと同様に無風通過となる公算が大きいとしています。

セクター・個別銘柄の動き

東証33業種のうち上昇は25業種、下落は8業種と、前日(上昇10・下落23)から一転しました。上昇率の上位は銀行業+2.54%、証券業+2.10%、鉱業+1.98%、非鉄金属+1.65%、電力・ガス業+1.55%。下落率の上位は機械-1.70%、電気機器-1.16%、繊維製品-0.74%、金属製品-0.47%、鉄鋼-0.47%です(株探掲載のフィスコ記事)。前日に大きく下げた保険業(+1.53%)や食料品(+0.93%)も戻しました。東証プライムの値上がりは734銘柄、値下がりは779銘柄とほぼ拮抗し、前日の「7割下落」から大きく改善しています。

日経平均を押し上げたのはアドバンテストで、2,100円高の37,030円(+6.0%)と1銘柄で約453円の寄与(フィスコ)。株探によれば、28日の引け後に今期の最終利益予想を6,600億円から7,415億円へ引き上げ(今期2度目の上方修正)、上限2,800億円の自社株買いも発表しました。東京エレクトロン(+230円の10,035円)と合わせた2銘柄で約569円と、上げ幅705円の8割を占めます。ソフトバンクG、イビデン、ファーストリテイリング、フジクラ、村田製作所、キオクシアHDも上昇しました(フィスコ)。浮動株比率の引き上げで本日約1兆円の買い需要が見込まれていたキオクシアHDは、株探によれば引けのオークションを経て上げ幅を急速に縮め、165円高の14,505円で終えています。

下げが目立ったのは、決算を出したものの期待に届かなかった大型株です。日立製作所は549円安の5,071円(-9.8%)。株探によれば通期の最終利益予想を9,000億円から9,200億円へ引き上げ、中間配当も4円増やしましたが、物足りなさを意識した売りが優勢になりました。コマツは14時30分に今期の最終利益予想を3,490億円から3,820億円へ引き上げ一転増益予想としましたが、株探によれば市場コンセンサス(3,950億円程度)に届かず、515円安の6,300円(-7.6%)と後場終盤に急落しました。NEC(-338円)、富士通、ルネサスエレクトロニクス、キーエンス(-2,830円)も下げ、機械・電気機器が業種別の下落率の上位に並びました。小野薬品(-10.0%)は株探によれば直近7〜9月期の営業利益が9%減、愛知製鋼(-11.8%)は今期一転して営業減益の見通しと期末配当予想の8円減額が嫌気されました。

上昇した個別では、積水化成品工業が今期の利益・配当予想の大幅な上方修正でストップ高(株探)。フリービット(+11.7%)は株探によれば有価証券報告書を提出し27年4月期の連続最高益計画を示したこと、ノジマ(+7.4%)はエアコン好調による業績予想の引き上げ、日清製粉G(+7.0%)は上限5.0%の自社株買いが材料です。プレミアG(+7.6%)は米ダルトンによる5%超の保有が判明しました(株探)。

ストップ高・ストップ安

本日のストップ高は4銘柄、ストップ安は6銘柄でした(全市場、取引時間中に一時付けた銘柄を含む、ETF/REIT除く)。ストップ高の4銘柄はいずれもストップ高で引け、ストップ安で引けたのはユビキタスAIと中央発條の2銘柄です(株探のデータから当サイトが集計)。

ストップ高(4銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
Jエスコム(3779) 東証スタンダード 155 +47.62 +16.19 ストップ高で引け。株探のニュース見出しから材料は確認できず
積水化成品工業(4228) 東証プライム 688 +17.01 +4.49 ストップ高で引け。27年3月期の利益予想と配当予想を上方修正(株探)
アサヒエイト(5341) 東証スタンダード 179 +38.76 +20.11 ストップ高で引け。希ガス事業の進捗状況について開示し3日続伸(株探)
コンヴァノ(6574) 東証グロース 1,120 +15.46 +10.54 ストップ高で引け。14時に医療機関特化型AIエージェント「AXON」のブランドサイト公開を開示(株探の開示一覧)

ストップ安(6銘柄)

銘柄(コード) 市場 終値(円) 騰落率(%) PTS終値比(%) 材料
中央発條(5992) 東証スタンダード 2,845 -19.75 未約定 ストップ安で引け。27年3月期は一転営業減益の見通し(株探)。28日に自社株買い(ToSTNeT-3)も開示
ユビキタスAI(3858) 東証スタンダード 551 -15.36 -7.42 ストップ安で引け。東証が信用取引規制の臨時措置を実施(株探)
ソーシャルワイヤー(3929) 東証グロース 307 -19.84 -2.28 一時ストップ安。前日もストップ安。当日の材料は確認できず
セキュアヴェイル(3042) 東証スタンダード 1,131 -18.57 -2.75 一時ストップ安。28日に東証が信用取引規制の臨時措置を実施(株探)。当日の新たな材料は確認できず
イーディーピー(7794) 東証グロース 827 -14.21 ±0.00 一時ストップ安。本田技術研究所とダイヤモンドデバイス用材料の共同開発契約を結んだが、開発期間と費用負担を巡る懸念が先行か(株探)
ショーケース(3909) 東証スタンダード 827 -11.08 -4.34 一時ストップ安。株探のテーマは情報セキュリティ関連。当日の材料は確認できず

ストップ高のうちアサヒエイト(+20.11%)、Jエスコム(+16.19%)、コンヴァノ(+10.54%)はPTSでもさらに上昇しています。ストップ安側は、前日に続いて情報セキュリティー関連や、東証が信用取引規制の臨時措置を実施した銘柄への売りが目立ちました。

PTS(私設取引システム)の値は、10月29日17時30分〜17時32分の取得時点に付いていた直近の価格です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

主要銘柄の決算と決算後のPTS

株探の決算速報によれば、本日は105社が決算や業績予想の修正を発表しました。このうち東証プライムかつ時価総額1,000億円以上の45社を下の表にまとめます。決算の要点は株探の見出しの範囲で記載しており、PTSは16時30分以降に付いた価格のみを「決算後のPTS」としています。15時30分の大引けより前に発表した豊田通商・ジェイテクト・クラフティア(15時)、イビデン(15時20分)は、終値に発表内容がある程度反映されています。なお14時30分に発表したコマツは、この集計に含まれていません(前節で記載)。

銘柄(コード) 時価総額(億円) 決算の要点(株探の見出し) 終値(円) PTS(円) PTS終値比(%)
キーエンス(6861) 185,713 7-9月期(2Q)経常は48%増益、今期配当を実質増額修正(16時) 76,360 79,700 +4.37
JT(2914) 148,020 今期最終を3%上方修正・最高益予想を上乗せ(15時30分) 7,401 7,320 -1.09
武田薬品工業(4502) 103,680 今期最終を26%上方修正(15時30分) 6,471 6,550 +1.22
富士通(6702) 75,193 上期最終が68%減益で着地・7-9月期も53%減益(15時30分) 4,322 3,835 -11.27
豊田通商(8015) 68,417 上期最終が40%増益で着地・7-9月期も43%増益(15時) 7,247 未約定 —
オリエンタルランド(4661) 57,074 今期経常を一転15%増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も2円増額(16時) 3,170 3,291 +3.82
イビデン(4062) 55,939 今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、期末配当を10円に修正(15時20分) 9,859 9,550 -3.13
野村総合研究所(4307) 33,627 今期最終を3%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額(15時30分) 5,992 未約定 —
コナミグループ(9766) 32,919 今期最終を34%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も75円増額(15時30分) 22,940 25,600 +11.60
関西電力(9503) 30,705 上期経常が65%減益で着地・7-9月期も67%減益(16時30分) 2,754 2,630 -4.50
日本郵船(9101) 28,985 今期経常を34%上方修正(15時30分) 7,151 7,303 +2.13
大阪ガス(9532) 22,301 上期経常が22%減益で着地・7-9月期も30%減益(15時30分) 5,820 未約定 —
中部電力(9502) 20,326 今期最終を一転赤字に下方修正(16時) 2,681.5 2,430 -9.38
富士電機(6504) 19,983 今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は40円増配(15時30分) 13,385 13,450 +0.49
ANAホールディングス(9202) 13,863 今期経常を1%上方修正(15時30分) 2,862.5 2,885 +0.79
日立建機(6305) 10,982 今期最終を7%上方修正(15時30分) 5,105 5,150 +0.88
ZOZO(3092) 10,464 上期経常は7%増益で着地(15時30分) 1,173 未約定 —
栗田工業(6370) 8,305 上期最終を一転57%減益に下方修正、通期も減額(15時30分) 7,147 6,400.1 -10.45
東電HD(9501) 7,956 上期経常が68%減益で着地・7-9月期も56%減益(17時) 495.1 490.2 -0.99
野村不HD(3231) 7,929 今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ(15時30分) 863.8 865.2 +0.16
ジェイテクト(6473) 6,536 上期最終は79%増益で着地(15時) 2,051.5 未約定 —
クラフティア(1959) 5,704 今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額(15時) 8,049 未約定 —
日本精工(6471) 5,153 今期最終を17%上方修正(15時30分) 1,030.5 1,031.9 +0.14
アンリツ(6754) 4,239 今期最終を7%上方修正、配当も13円増額(15時30分) 3,120 2,874 -7.88
タカラトミー(7867) 4,127 上期経常を一転36%増益に上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額(15時30分) 4,408 4,749 +7.74
コクヨ(7984) 3,799 1-9月期(3Q累計)経常は13%増益で着地(16時) 861.5 未約定 —
マックス(6454) 3,485 今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額(15時30分) 1,872 1,950 +4.17
日本瓦斯(8174) 3,041 上期経常が14%減益で着地・7-9月期も63%減益(15時30分) 939 未約定 —
ダイヘン(6622) 2,947 今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も9円増額(17時30分) 2,367 2,507 +5.91
エクセディ(7278) 2,644 上期最終が23%減益で着地・7-9月期も60%減益(16時) 5,440 5,210 -4.23
NSD(9759) 2,572 上期経常が10%増益で着地・7-9月期も5%増益(15時30分) 3,099 未約定 —
能美防災(6744) 2,558 今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ(15時30分) 4,205 4,400 +4.64
カゴメ(2811) 2,457 1-9月期(3Q累計)最終が20%減益で着地・7-9月期も14%減益(15時40分) 2,696 未約定 —
北陸電力(9505) 2,275 今期経常を14%上方修正(15時30分) 1,081.5 未約定 —
エス・エム・エス(2175) 2,197 上期経常は10%増益で着地(15時30分) 2,509 未約定 —
三菱鉛筆(7976) 2,189 1-9月期(3Q累計)経常が39%増益で着地・7-9月期も51%増益(15時30分) 3,645 3,690 +1.23
トーエネック(1946) 2,116 上期経常が14%増益で着地・7-9月期は6%減益(15時40分) 2,189 2,000 -8.63
システナ(2317) 1,874 上期経常は2%増益で着地(16時) 440 432 -1.82
キッセイ薬品工業(4547) 1,729 上期経常を71%上方修正(15時30分) 3,715 未約定 —
クレハ(4023) 1,616 上期最終を一転19%増益に上方修正(15時30分) 4,015 未約定 —
山形銀行(8344) 1,479 上期経常を18%上方修正、通期も増額、配当も14円増額(15時30分) 4,590 4,590 +0.00
FPG(7148) 1,338 今期経常は10%減益、前期配当増額も今期減配(16時30分) 1,597 1,499 -6.14
メタウォーター(9551) 1,328 今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額(15時30分) 3,000 3,200 +6.67
小森コーポレーション(6349) 1,016 上期経常が25%減益で着地・7-9月期も39%減益(15時30分) 1,900 未約定 —
マクセル(6810) 1,015 上期経常が14%増益で着地・7-9月期は13%減益(15時30分) 2,496 2,300 -7.85

時価総額が最も大きいキーエンスは、7〜9月期の経常利益が48%増益で今期配当を実質増額し、PTSは79,700円(+4.37%)と、本日の2,830円安を取り戻す水準です。コナミGは今期の最終利益予想を34%引き上げて配当も75円増やし、PTSは+11.60%。オリエンタルランドは今期経常を一転15%増益に上方修正し、PTSは+3.82%でした。

一方、富士通は上期の最終利益が68%減益となり、PTSは-11.27%。栗田工業(上期最終を一転57%減益に下方修正、-10.45%)、中部電力(今期最終を一転赤字に下方修正、-9.38%)、トーエネック(-8.63%)、アンリツ(-7.88%、今期最終を7%上方修正したにもかかわらず)も大きく売られています。イビデンは今期経常を6%引き上げましたが、PTSは-3.13%でした。前日の日立・NECと同様に、上方修正でも期待を超えないと売られる銘柄が目立ちます。

表の45社以外では、東証スタンダードのブロードメディア(上期経常は12%増益、今期配当を見送り)のPTSが+23.55%、ヒロセ通商(上期経常が2.5倍増益)が+5.62%と上昇しました。菊水HD(7〜9月期は18%減益)は-8.85%、東証プライムのアイチコーポレーション(上期経常が50%減益)は-5.23%です(見出しは株探)。PTSの価格は10月29日17時3分〜17時33分の取得値です。PTSは夜間の参考値で、翌営業日の始値を保証しません。

テクニカル分析

トレンドの位置

日経平均は3日続伸し、終値6万4,659円47銭は5日線6万3,352円97銭を1,306円50銭(+2.06%)上回りました。移動平均線とは過去一定期間の終値の平均で、5日線は直近1週間、25日線は約1か月、75日線は約3か月半、200日線は約10か月の平均コストを表します。25日線6万6,182円19銭(-2.30%)と75日線6万5,831円92銭(-1.78%)との差はさらに縮まりましたが、両線ともまだ上にあり、下向きです。上向きの200日線6万1,725円63銭に対しては+4.75%です。

一目均衡表では、終値が転換線6万3,433円62銭を1,225円85銭上回りました。転換線は直近9日間の高値と安値の中心で、終値がその上にあると短期の流れが上向きと読むのが一般的です。「雲」(過去の値動きから算出した2本の線に挟まれた帯。株価が雲の下にあれば弱いと読みます)は6万5,203円20銭〜6万5,463円11銭に下がってきており、終値と雲の下端との差は543円73銭まで縮みました(前日は1,462円)。基準線6万6,130円61銭は1,471円14銭上です。フィスコは、6日の高値(7万798円62銭)から23日の安値(6万1,462円61銭)までの下げ幅の3分の1戻しを達成し、次の目標として半値戻しの6万6,130円や25日線の水準が意識されていると伝えています。

ローソク足は実体533円22銭の陽線で、上ヒゲは171円82銭、下ヒゲは377円05銭です。前日まで2日続いた長い上ヒゲは短くなり、代わりに一時前日終値を割り込んだ分の下ヒゲが出ました。株探の「明日の株式相場に向けて」は、陽線が3本並ぶ「赤三兵」で強い上昇トレンドの継続を示唆すると書いています。TOPIXは実体11.19の陽線で4,000台を回復しましたが、雲(4,039.72〜4,067.55)の下は6日連続です。NT倍率は16.152倍と前日からさらに上がり、日経平均の上昇は引き続き値がさの半導体株に偏っています。

サポートとレジスタンス

日経平均の下値の目安は、まず前日の終値6万3,954円19銭と、本日の安値6万3,749円20銭・ボリンジャーバンドの-1σ 6万3,723円84銭です。その下に転換線6万3,433円62銭と5日線6万3,352円97銭が並びます。さらに下では、6万3,000円の節目と23日の安値6万1,462円61銭、200日線6万1,725円63銭があります。

上値の目安は、まず本日の高値6万4,831円29銭と6万5,000円の節目です。その上の6万5,200〜6万6,200円には、雲(6万5,203円〜6万5,463円)・75日線(6万5,831円92銭)・基準線(6万6,130円61銭)・25日線(6万6,182円19銭)が集まっており、戻りを抑えやすい価格帯です。

オシレーター

日経平均のRSI(14日)は47.1で、前日の43.7から上がりました。RSIは直近14日間の値上がり幅と値下がり幅の比率を0〜100で表した指標で、一般に30以下が売られすぎ、70以上が買われすぎ、50が中立とされます。中立の50に近づいてきました。

日経平均のMACDは-819.1、シグナルは-537.1で、ヒストグラムは-281.9。MACDは短期と長期の移動平均の差を示す指標で、シグナル(MACDの平均線)を上抜けば買い、下抜けば売りのサインと読むのが一般的です。ヒストグラムは3日続けて縮み(-574.3→-439.0→-281.9)、下げの勢いが弱まっています。ただMACDはシグナルをまだ下回ったままです。騰落レシオ(25日)は91.99%と前日の89.83%から上がりました(株探)。

ご注意: 本節の移動平均・ボリンジャーバンド・RSI・MACD・一目均衡表・乖離率・NT倍率は、いずれも当サイトが確定日足から算出した計算値であり、推定であって確定値ではありません。算出期間・平滑化の方法・データ起点の違いにより、お使いのチャートツールの表示値と一致しない場合があります。テクニカル指標は過去の値動きを要約したものであり、将来の株価を予測するものではありません。

市場心理

本日の市場心理を一言で表すなら、「韓国株安に一度は崩れかけたが、需給と好決算に支えられて持ち直した一日」です。日経VIは7.08ポイント(21.53%)低下の25.80と大きく下がりました。フィスコによれば、取引時間中は株価の方向感が定まらず前日水準近辺で推移し、取引終了時に大きく低下しています。前日に「7割下落」だった東証プライムは値上がりと値下がりがほぼ半々に戻り、業種も25業種が上昇と、物色の偏りはいくらか和らぎました。

ただし売買代金13兆8,657億円の多くは、TOPIXの入れ替えに伴うパッシブ資金の機械的な売買(株探)です。株探の「明日の株式相場に向けて」は、6月に高値を付けたAI・半導体関連株の一角は12月まで信用取引の期日売りの懸念と付き合う必要がある、とも指摘しています。決算では日立・コマツ・富士通・アンリツのように、上方修正や増益でも期待を超えなければ売られる厳しい反応が続いています。

翌営業日の注目ポイント

翌営業日は10月30日(金)です。今夜は米国で7〜9月期GDP速報値と9月の個人消費支出(PCE)物価指数が公表され、30日朝にはアマゾン・ドット・コムの決算が予定されています(株探)。国内では寄り前に9月の完全失業率・有効求人倍率、10月の東京都区部消費者物価指数(CPI)、9月鉱工業生産が公表され、日中に日銀の金融政策決定会合の結果、引け後に植田総裁の記者会見があります。引け後にはキオクシアHD、東京エレクトロン、村田製作所など主要企業の決算が相次ぎます(株探)。本日引け後に発表したキーエンス(PTS+4.37%)、コナミG(+11.60%)、富士通(-11.27%)の寄り付きも注目です。株探によれば、29日17時の日経225先物の夜間取引は日中の清算値比170円安の6万4,560円で寄り付き、現物の終値を99円47銭下回っています。

テクニカル面で10月30日(金)に確認したいのは2点です。日経平均は、前日終値6万3,954円と-1σ(6万3,724円)を終値で守り、4日続伸となるか。上では、本日の高値6万4,831円を超えて6万5,000円台、雲の下端6万5,203円に届くかが焦点です。TOPIXは4,000台を維持できるか、東証プライムの値上がり銘柄が値下がりを上回れるかにも注目です。

戦略展望

本日の値動きから読み取れる前向きな点は3つあります。ひとつ目は、日経平均が3日続伸して終値で6万4,000円台を回復し、5日線・転換線・-1σをはっきり上回ったこと。ふたつ目は、MACDのヒストグラムが3日続けて縮み、RSIも47.1まで戻ったこと。三つ目は、東証プライムの値上がり銘柄が前日の432から734に増え、33業種中25業種が上昇、TOPIXも4,000台を回復したことです。

一方で、慎重な点も3つあります。ひとつ目は、上げ幅705円のうち約8割をアドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄が占め、NT倍率も16.15倍に上がったこと。ふたつ目は、売買代金の膨らみがTOPIXの入れ替えという一時的な需給によるもので、雲・75日線・基準線・25日線がまだ540〜1,520円上にあること。三つ目は、日銀会合・米PCE・アマゾンやキオクシアHDの決算と、30日にイベントが集中していることです。

したがって本日の値動きから導かれる見立てはこうです——「日経平均は3日続伸で短期の流れを上向きに変えつつあり、前日ほど物色の偏りも強くない。ただ上昇の大部分はごく少数の半導体株によるもので、本格的な戻りにはまだ雲と25日線が控えている」。判別の材料は、日経平均が前日終値(6万3,954円)を守りながら雲の下端(6万5,203円)に近づけるかと、イベント通過後もTOPIXが4,000台を保てるかの2点です。なお本節の見立てはあくまで本日までの数値から読める整理であり、将来の株価を予測するものではありません。

チャート

日経225 (INDEX:NKY)

米ドル/円 (FX:USDJPY)

S&P 500 (FOREXCOM:SPXUSD)

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免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買や投資勧誘を目的としたものではありません。記載された数値は執筆時点で公表されている情報に基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。テクニカル指標に関する記述には当サイトによる計算値が含まれ、算出方法によりチャートツールの表示値と異なる場合があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、筆者および当サイトは一切の責任を負いません。

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